コンポストをやってみたいけど、準備が大変そう・・・
マンションだから庭もないし・・・
べラダン1畳分があれば、身近なもので簡単に始められるよ!
コンポストに興味はあるけど、準備やスペースのことで悩んでいる方は必見です!
マンションやアパート住まいでも、1畳分のベランダがあれば大丈夫!必要なのは、米袋と土とシャベルだけ。自然の力を借りながら、ほったらかしでも生ごみが分解される魔法のようなコンポストづくり、やってみませんか?
この記事では、米袋を使ったお手軽&楽ちんなコンポストづくりをご紹介します!
目次
- コンポストとは
- おススメポイント
- 向いている人、向いていない人
- 準備編
- 必要なもの
- 始める時期
- 実践編
- 生ごみを入れてみよう
- 分解されやすいもの、分解されにくいもの
- お手入れ
- 失敗OK!さっそく挑戦あるのみ!
コンポストとは
コンポストとは、生ごみや落ち葉などの有機物を、微生物や菌の力で分解発酵させた堆肥のことです。
”コンポスト”と聞くと、緑の大きな入れ物に生ごみを投げ込むイメージを持つ方が多いかと思いますが
最近は、おしゃれな不織布のバック型コンポストや、葉山に住むご夫妻が考案の木材を使った「キエーロ」が話題になっていたりと、やり方が豊富なんです!
今回、私が紹介するのも、キエーロのコンポストづくりを身近な材料でアレンジしていたもの。
必要なのは、米袋・土・太陽の光・風だけ!
土の中に住むバクテリアの力を借りて、生ごみを分解するので、電気は一切必要なし!
おしゃれさは一切ありませんが、すぐに始められる手軽さがポイントです。
おすすめポイント
米袋コンポストの良いところは、いろいろあります!
- 電気不要で、ランニングコストが0円!
- 匂いがしないので、ご近所にも迷惑かけない!
- 米袋と土があれば、材料費0円ですぐに始められる!
- 燃えるゴミの量が減るので、有料ゴミ袋代の節約になる!
- やめたい時に、廃棄が楽ちん!
その他にも、個人的に良かったことは、野菜の皮や切れ端も食べるようになったこと。
これまでは何も考えず、向いた皮を捨てていましたが、コンポストづくりを始めて、野菜を無駄なく食べようと意識も変化!
安全性の点などありますが、それらも含め、自分や家族の食べ物へ意識がより高まりました。
向いている人、向いていない人
良いことづくめで、おすすめ度100%のコンポストづくり。
私は、コンポストが楽しすぎて、趣味の一つと言ってもいいほどハマっているのですが、やはり虫嫌いな方にはおススメしません。
土の中には微生物がいて、目に見えないこともありますが、米粒ほどの小さな虫がいたり、時にはコバエの幼虫が紛れていることも。
これらの虫たちは、分解スピードを速めてくれる重要な虫なので、私は逆にうれしくなっちゃいます。
2年続けてみて、向いている人・向いていない人はこんな感じです。
向いている人
- 生ごみの匂いが大丈夫 - 混ぜる時に生ごみの臭いがすることもあります
- 小さなコバエや土の中の虫に出会うのが平気な方 ー 生ごみに卵がついている場合や外から侵入することもあり、100%いないとは言い切れません
- せっかちでない方 ー 温度や生ごみの量にもよりますが、分解に最低でも数日はかかります
自分は、とりあえず大丈夫そうだな、と思った方は、ぜひ次の準備編へ!
準備編
米袋コンポストの仕組みや良さが分かったところで、さっそ始める準備に取り掛かりましょう!
【準備するもの】
- 米袋 : 5㎏サイズがおすすめ!生ごみが少ない方は、2㎏でもOKです。
- 土 : 砂以外なら、なんでもOK!家庭菜園や植木鉢の残りの土も使えます。ない方は、ホームセンター等で黒土を購入してください。
- 移植ゴテ: 土を掘れるものなら、何でもOK。プラより、金属製の方が生ごみを土を混ぜる時に、細かくできて便利です。
- ネット : 虫が入るのを防ぐために、不織布やなるべく目の細かいもの。古布や捨てる予定のTシャツなど、服でも代用可。
そもそもな話ですが、なぜ米袋なのか。詰まるところ、失敗したらすぐ止めるつもりだったからです。
コンポストやキエーロづくりを調べてみると、手作りの木製の箱、衣装ケース、大きなプランターなど様々。
ただ、私は賃貸マンション住まいなので、大掛かりな基材を用意して上手くいかなかった時、捨てるのが大変だなと。
ダメ元で身近なもので挑戦してみようと思った時に、強度や大きさをクリアしたのが米袋でした。
結局、概ね順調に続けている今でも米袋のままですが、今後住まいの環境が変われば、変わる可能性もあります。
皆さんは、米袋でなくても、家にある使えそうな入れ物で全然OKです◎
しいて言うならば、深さのある入れ物の方が悪臭予防に向いています。蓋がわりの土を沢山かけられるので。
【あると便利】
- 園芸用手袋 : 手の汚れを防ぐためので、軍手やゴム手袋など何でもOK
- ビニールシート : 米袋から土を出す際に、こぼれることがあるので、あると便利(私は都度、掃除するので使ってません)
始める時期
お住まいの地域によって差はありますが、初心者の方は特に「夏」がおすすめ!
なぜなら、バクテリアたちは気温が高いほど、元気いっぱいに生ごみを分解してくれるから!!!
気温が低い時期は、分解にすごく時間がかかり、「生ごみ消えた!」の感動を味わいにくく、失敗や挫折する可能性ありです、、、
ですので、記事を読んでいるのが暖かい季節なら、すぐ始めましょう!
実践編
生ごみを入れてみよう!
1)米袋の下や横に、風通しのために、小さな穴をあける
米袋には、通気性を保つための小さな穴があいてますが、プラ素材は水分が抜けにくいので、穴あけがおすすめです。
土を入れた後からでも、穴あけは可能なので、忘れてしまっても安心してくださいね。
2)土を米袋の3分の1ぐらい入れる
3)生ごみを入れ、土とよく混ぜ合わせる
4)生ごみや土が乾いているようなら、水を足す。目安は、手で土を握った際に、軽くまとまるぐらい。
5)残りの土を、生ごみが隠れるように入れる。土で蓋をするイメージです。
6)不織布や古布などで上部を覆い、虫が入らないようにクリップやゴムなどでとめる。
あとは、雨が直接あたらない場所に置いて、数日~1週間ほど放置するだけ。
分解されやすいもの、されにくいもの
⭕早く分解されるもの | ❌分解されにくいもの |
・野菜の皮 ・ごはん ・乳製品 ・揚げ油 ・肉や魚の身の部分 など | ・玉ねぎやトウモロコシの皮 ・枝豆の皮 ・カボチャやアボカドなどの種 ・卵の殻 ・肉や魚の骨 ・植物の葉、根っこ |
考え方としては、こんな感じです。
〇 食べた時に消化できるもの=早く分解される
△ 食べられないもの、固いもの=分解に時間がかかる、分解されない
初めのうちは、分解されやすいものを中心に入れて、分解されるのにかかる時間を把握してみるのがおすすめです。
慣れてきたら、分解されにくいものも入れてみて、どのくらい時間かかるのか実験してみても、楽しいですよ!
お手入れ
数日~1週間したら、蓋のようにかぶせていた土を取り除いてみてください。
あ~ら不思議、埋めたはずの生ごみがものの見事に、姿を消しているはずです!
私がやり始めた時は、経過を早く確認したくて、毎日掘り返して見ていました(笑)
さすがに1日で分解されることはないですが、高い気温でもなかなか分解が進まないな、水分がたまっているなという時には
シャベルでかき混ぜて、空気を入れてみてください。
土がゴロッと固まっていることや、土の表面にうっすら白いカビのようなものができていることありますが
それは分解が進んでいる証拠!上手くいってるサインなので、自信をもってください!
失敗OK!まずはトライしてみましょう!
ここまで読まれて、とりあえず始められる気がしませんか??
ただ、「続けられるか」「失敗したら、どうしよう・・・」なんて不安もありますよね!
安心してください!
なぜなら、コンポストが上手くいかなかったら、いつでも休んだり、すっぱり辞めてもいいんです。
米袋なので、捨てるのも簡単ですよね。
何より、一番の続けるコツは楽しむこと!!!
今は、もっぱら「分解に時間がかかる」と言われる玉ねぎの皮や卵の殻を、いかにして分解できるようにさせるか
とあれこれ色々試しているほどです。
過去には、調子に乗って生ごみを入れすぎてコバエが大量発生したり、なんてこともありますが、そんなハプニングも楽しみつつ
コンポストLIFEを楽しんでいます。
コバエの大量発生をどう乗り越えたのか、また今後、お伝えします!